新年の挨拶に欠かすことのできない年賀状。
そんな年賀状でより相手に気持ちを伝えるために既製品やテンプレの使用もいいですが、手作りの年賀状もおすすめです。
しかし、どのように手作りの年賀状を作れば良いのか分からない……
と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、手作りの年賀状を作る際に必要な道具から作成するポイント、年賀状を手作りする際の注意点や親子で手作りするのにおすすめのアイデアをご紹介します。
手作りの年賀状に興味のある方、どのように作ろうか悩んでいる方は是非チェックしてみて下さい。
日頃の感謝や新年のお祝いの気持ちを込めて、今年は手作りの年賀状を送りましょう。
手作りの年賀状を作るのに必要な道具
まずは、年賀状を手作りするために必要なものを準備します。
ここでは、必要なものとあると便利なものに分けてご紹介します。
必要なもの
年賀状を手作りする際に必要なものは、以下の3つです。
それぞれ注意点などがあるので、詳しく見ていきましょう。
はがき
おすすめは年賀はがきですが、通常のはがきでもかまいません。
ただし、その場合は切手を用意するのを忘れないようにして下さい。
尚、郵便局で販売されている年賀はがきの無地タイプには「無地・無地(くぼみ付き)・無地(インクジェット紙用)・無地(インクジェット写真用)」の4種類があります。
プリンターなどで写真やイラストを印刷するのであれば、仕上がりがキレイで、多くのプリンターメーカーでも使用が推奨されているインクジェット対応のはがきを購入するのがおすすめです。
パソコン(スマートフォンでも可)
イラストや写真を印刷して作る場合にはパソコンかスマートフォンが必要です。
パソコンかスマートフォンがあればイラストや写真の編集ができますし、年賀状作成ソフトも使用できるので、手作りする幅が広がるでしょう。
ただしその際は、使用しているパソコンのOSが、市販の年賀状作成用のソフトに対応しているかどうか確認しておくのを忘れないようにして下さい。
また、もっと簡単に年賀状を作成したい、パソコンでどのように作れば良いのか分からない、という場合におすすめなのが、年賀状制作キットの活用です。
専用の年賀状作成ソフトをインストールする必要がないのでお財布にも優しいです。
ブラザーの年賀状制作キットは豊富なテンプレートから好きなものを選ぶことができますし、一言コメントやスタンプなどを、自分の好きな場所に配置できるので、オリジナリティー溢れる年賀状を作ることができます。
詳細は以下のWEBサイトから確認して下さい。
また、プリンターメーカー各社が提供している専用の年賀状作成アプリを利用するのもおススメです。
通勤時間などの空き時間に年賀状を作成できるので、忙しい年の瀬でも簡単に手作り年賀状を作ることができます。
あると便利なもの
年賀状を手作りする際にあると便利なのは、以下の4つです。
作成する際にあると手作り年賀状のクオリティが上がるのでおすすめです。
カメラ(スマートフォンのカメラ)
自分で撮った写真を使って年賀状を作りたい、という方におすすめです。
画素数が十分であれば、デジカメではなくスマートフォンのカメラでもかまいません。
ただし、画像をどのようにパソコンに取り込むかの接続方法まで考えておくのを忘れないようにしましょう。
画像加工ソフト(スマートフォンのアプリ)
写真やイラストに文字を付けたり、入らない部分をトリミングする機能が付いた画像加工ソフトは、自分好みの年賀状を手作りするのにとても便利です。
Web上にはフリーの加工ソフトがありますし、近頃ではスマートフォンのアプリでも画像の加工ができます。
画像やイラストなどの素材
年賀状作成ソフトや年賀状制作キットにはさまざまな素材が用意されていますが、理想の素材がなかった場合には、Web上にある素材集サイトを利用して素材集めをしましょう。
無料のサイトも多くありますが、利用目的に応じて規約が定められているサイトも中には存在し、意図せず著作権の侵害に該当してしまう可能性もあります。
必ず利用規約をよく確認してから使用するようにしましょう。
プリンター
作成した年賀状のデータを写真屋さんなどに持ち込んで印刷することもできますが、事前に試し刷りをする際には便利です。
パソコンやスマートフォンで作成した年賀状を画面上で見たものと、実際のはがきに印刷したものでは発色などに差があるので、実物を確認しながら制作する、という意味でもプリンターはあった方が良いでしょう。
年賀状年賀状を手作りする際のポイント
年賀状を手作りする際、何から手をつければ良いか分からないという方も多いでしょう。
そこで、抑えておくべき3つのポイントをご紹介します。
以下のポイントを抑えて手作りすれば、失礼にあたらない、心のこもった手作り年賀状ができるでしょう。
全体像のイメージを決める
手作りの年賀状は、写真や字体、装飾など、こだわることのできる箇所がたくさんあります。
1つ1つこだわっていては完成までに時間がかかりすぎてしまうので、全体のイメージをざっくりと決めてから細部を決めていくようにしましょう。
難しければ「和風」や「ポップ」など、最初にテーマを決めるのも有効な手段です。
できるだけシンプルに
特に年賀状を目上の方へ送る予定がある場合は、できるだけシンプルなデザインにしましょう。
キャラクターや英語などが書かれている年賀状はポップでカジュアルな印象になってしまい、失礼になってしまう場合もあるので注意が必要です。
余白を大切に
自分のこだわりを隅々まで詰め込みたい!と年賀状はがきの端までデザインを入れてしまうのは、良くありがちな失敗です。
端から端までデザインがぎっしりと入っていると、全体的に窮屈な印象になってしまいます。
メインの写真やイラストを引き立たせるためにも、4辺に適度な余白を持たせるようにしましょう。
シールやマスキングテープなどの年賀状装飾は注意が必要
手作りの年賀状をおしゃれに仕上げようと、シールやマスキングテープを使用する方もいるでしょう。
簡単に年賀状を可愛くできるシールやマスキングテープですが、使用するときには意外な落とし穴があることを理解しておきましょう。
注意するポイントは、はがきの表面が平らではないと定形外郵便になってしまい、別料金がかかってしまうということです。
立体的なシールを貼ったり、マスキングテープを重ねづけしたりして表面が凸凹になりすぎないように注意しましょう。
また、はがきには2g~6gという重さの決まりがあります。
シールやマスキングテープ、切り絵などを貼りすぎると重量オーバーになり、追加料金がかかってしまう可能性もあるので気をつけましょう。
さらに、シールやマスキングテープが郵送途中などで剥がれてしまい、他の年賀状に貼り付くことも考えられます。
他人の迷惑になってしまうので、粘着力の弱いものは使わないようにしましょう。
また、クラフト風の年賀状を作る別方法として、シールやテープで作成した年賀状を、データとして取り込みプリンターで印刷する方法もありますね。
ご家庭にプリンターがある方は、装飾が剥がれる心配がないこちらの方法もおすすめです!
画像やイラストの画質が荒くなってしまう際の対処法
年賀状に画像やイラストを使いたい場合、画質には十分気をつけましょう。
サイズの小さい画像や画素数の少ない画像・イラストを印刷した場合、画質が荒くなってしまいます。
パソコンやスマートフォンの画面上では大丈夫でも印刷してみるとダメだった…なんてこともあります。
作成段階で画像の画素数や解像度を確認しておき、なるべくサイズが大きく、画素数の多い画像やイラストを準備するのが理想的です。
どうしてもサイズの小さい画像やイラストを使用したい場合は、以下の方法を試してみましょう。
加工する
使用したい画像の背景を、画像加工ツールなどで描き足す方法です。
ある程度の専門知識が必要なので、初心者にはあまりおすすめできません。
ぼかす
メインの画像やイラストでは使用できませんが、文字の背景などで使用したい場合には有効です。
複数の画像を組み合わせる
画像を組み合わせることで、1つ1つの画像やイラストが小さくても問題ない状態になります。
ただし、デザインがシンプルではなくなってしまう可能性が高いので、全体のバランスを取るのが難しくなります。
画像やイラストの画質は印刷してみないと分からないこともあるので、完成したら1枚だけ印刷して画質や全体のバランスなどの確認をするのがおすすめです。
子どもと一緒に年賀状を手作り
祖父祖母や子供を可愛がってくれている人への年賀状は、子どもと一緒に手作りの年賀状を作って送ると良いでしょう。
近年では、SNSやメールで新年の挨拶を済ませてしまう人も増えてきています。
日本独自の年賀状という文化を教えるという意味でも親子で手作りの年賀状を作るのはおすすめです。
ここでは、子どもと一緒に手作りできる年賀状のアイデアを3つご紹介します。
複数消しゴムハンコ(芋版)
素材をトレーシングペーパーで写し取ってから削ると、失敗しにくいのでおすすめです。
刃物の扱いに十分注意が必要になりますが、多少いびつでも味があるハンコになるので、子どもと一緒に楽しんで作れるでしょう。
複数塗り絵
絵の具の後始末が大変だという方は、カラフルな筆ペンを使用するのがおすすめです。
枠組みも準備してあげて、好きなように塗ってもらうと良い仕上がりになるでしょう。
複数手形(足形)
子どもの成長を相手に伝えたい場合にぴったりなのが、手形を年賀状に押す方法になります。
毎年おこなえば、前年との成長を比べることもできます。
また手形を押した年賀状をデータに取り込めば、何枚でも印刷することが可能になり、劣化の心配もないのでおすすめです。
手作り年賀状で新年のお祝いをしよう
せっかく新年の挨拶やお祝いをする手紙ですので、今回ご紹介したポイントや注意点を参考にして手作りで個性溢れる年賀状を送りましょう。
子どもがいるご家庭では、子どもと一緒に年賀状を作り日本の素晴らしい文化を伝えてあげるのも良いでしょう。
ブラザーの年賀状特集サイトでは子どもと一緒に年賀状を作成できるテンプレートが豊富にあります。
親子で手作りの年賀状を作りましょう!
※この記事の内容は、2019年10月現在のものです。
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