掲載日:2020.12.02
年末にかけて各所で年賀状印刷の受け付けが始まります。ネット注文やコンビニで印刷、自宅のプリンターなど、印刷方法にはたくさんの選択肢があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
年賀はがきの印刷は枚数によって印刷にかかるコストが異なります。今回はケース別にメリット・デメリットやコストについて解説しながら、印刷方法の選び方や注意点を紹介していきます。
年賀状印刷はどこでできる?かかる料金はどのくらい?
年賀状印刷の方法は大きく分けて4種類あります。
・店舗(写真屋等)注文
・ネット注文
・コンビニで印刷
・自宅のプリンターで印刷
それぞれにメリットとデメリットがあり、枚数によって費用感が異なります。印刷方法による特徴や料金など具体的に見ていきましょう。
年賀状印刷の料金
写真の有無や用紙の選択で、印刷料金は大きく変わります。一般的な傾向として、写真印画紙は普通のインクジェット用紙よりも高くなるため、写真を使用した年賀状印刷は普通のデザインよりも印刷料金が高額になるでしょう。
また、ネット注文や店舗を通じて業者に印刷を依頼する場合は、印刷枚数によって割引があるケースもあります。
一例として、年賀状を100枚、フルカラーで印刷した場合のはがき代+印刷料金+送料の目安をご紹介します。
■自宅のプリンターで印刷する場合のコスト例
・自宅の場合 6,770円
*ブラザー製インクジェットプリンター DCP-J982N で印刷した場合の例。
印刷コストは、すべてブラザー測定環境下における参考値であり、あくまでも目安となる数値です。
ブラザーのインクジェットプリンターDCP-J987Nなら、写真入り年賀はがきの印刷コストは1枚3.7円。62円のはがき代と併せても高いコストパフォーマンスで印刷ができます。(*プリンター本体の購入費用は含みません)
■コンビニで印刷する場合のコスト例
・コンビニで印刷する場合 15,000円前後
依頼するコンビニによってコストは多少前後しますが、印刷費用が1枚80円前後で、はがきは自分で用意する場合と依頼先がそのまま手配する場合があります。
送料は、はがきを自分でコンビニへ持ち込んで印刷する場合は無料ですが、自宅受け取りとなる場合は別途費用が発生する場合があります。
■写真屋に依頼する場合のコスト例
・写真屋に依頼する場合12,700~14,050円
写真屋の店舗で注文する場合、印刷料金は店舗ごとに異なります。注文前に確認しておきましょう。
■ネット注文の場合のコスト例
・ネット注文の場合 11,080~15,280円
早割などを利用すると大きく印刷料金を節約できるのが特徴です。
*いずれも自社調べ。一般的な年賀状印刷サービスの価格を参考し記載しています。各種条件により本文記載の内容と異なる結果となる場合もございます。プリンターの印刷コストは2020年10月現在の情報です。
年賀状印刷の種類別に見る!メリットとデメリット
年賀状印刷の種類によって、早さや価格、印刷のきれいさ、便利さ、デザインの豊富さなど、その特徴は大きく異なります。
目的に合わせて印刷方法を選ぶことで年賀状を納得の行くクオリティと料金で作成しましょう。
店舗(写真屋等)注文の場合
インターネットまたは店頭で注文し、写真屋の店舗で受け取る方法です。
直接店舗で申し込む場合は、写真をDVDやUSBなど指定された媒体で持ち込み、注文書または店頭注文機で注文します。印刷のクオリティは写真品質なので、全面を写真にしたい場合におすすめです。
■店舗(写真屋等)注文のメリット
写真印画紙仕上げを選択すると写真品質で印刷され、非常にクオリティが高い年賀状が仕上がります。
また、データやネガがない場合でも、自分でスキャンしてデータ化しなくてもプリント写真からでも年賀状が作れるなど、写真屋ならではのきめ細やかなサービスが特徴です。
■店舗(写真屋等)注文のデメリット
申し込みは店頭とインターネットの両方でできますが、受け取りは直接店舗に行く必要があります。
また、宛名印刷を含めサービスの対応は店舗によって異なるため、利用したいサービスが最寄りの店舗では対応できないこともあるので、事前確認しておきましょう。
印刷のクオリティが高く、対人で細やかな対応をしてもらえる反面、比較的料金設定は高い傾向があります。
ネット注文の場合
ネット注文は大量に印刷する場合に向いています。早期の注文で大きく割引になることが多いため、毎年送る数がある程度決まっているのであれば、早めの注文がおすすめです。
■ネット注文のメリット
印刷業者の専用機材で印刷するため、印刷のクオリティはとても高くなります。
また、用意されているテンプレートはプロのデザインでおしゃれなものが多く、年賀状ソフトを用意しなくても、気に入ったものを選ぶだけで簡単に高品質なデザインの年賀状が作れます。
デザインも豊富なので選択肢も多く、パソコン操作に慣れていない方にとってはすぐにスタイリッシュな年賀状が作れることは大きなメリットと言えるでしょう。
■ネット注文のデメリット
年賀状のデザインは基本的に用意されたテンプレートから選択することになるので、デザインの自由度は低くなってしまいます。
また、オリジナルデザインで印刷する場合、PhotoshopやIllustratorなどの編集ソフトで、指定されたサイズやファイル形式、画像モードで入稿するため、ある程度の知識が必要です。
はがき代と印刷代の他に、送料が別途かかる場合もあるため、注文する際に合計金額に注意しましょう。
コンビニで印刷する場合
コンビニで印刷するには、アプリやWebサイトを経由したネット注文か、マルチコピー機での印刷になります。マルチコピー機は必要な時にすぐに印刷できるので、写真屋の店舗注文やネット注文が間に合わなかった時などにも便利です。
■コンビニで印刷する場合のメリット
マルチコピー機は写真出力ができるので、自宅プリントよりもきれいに仕上がります。また、少量の枚数を印刷する時にも便利で、比較的安価で済みます。
ネット注文の場合は、アプリを使用してオリジナルの年賀状を作成したり、豊富な種類の中から気に入ったデザインが選択できたりします。また、手軽に印刷が申し込めることもメリットと言えるでしょう。
また、ネット注文は12月末まで割引があるため、早割が利用できなかった場合でも料金を抑えて印刷することができます。
■コンビニで印刷する場合のデメリット
パソコンやスマホから注文したり、アプリをインストールしたりして年賀状を作成する必要があるため、操作が不慣れな方には大変かもしれません。
また、ネット注文の場合、はがきの持ち込みには対応していないので注意が必要です。
クレジットカード決済の場合は指定した住所に送付してもらえますが、送料が別途かかることもあります。マルチコピー機を利用する場合は店舗まで行かなければいけないだけでなく、時期によっては混み合うこともあります。
自宅のプリンターで印刷する場合
自由に印刷作業ができることは、自宅プリンターの魅力と言えるでしょう。カラー印刷でもコストパフォーマンスの高い機種が多く、1枚あたりの印刷コストは他の印刷方法と比較して最も安くなります。
■自宅のプリンターで印刷する場合のメリット
自宅で作業をするため、印刷の修正や枚数の変更が柔軟にできます。
実際に印刷した状態を見ながら納得のいく年賀状を作ることができるだけでなく、予定していなかった方から年賀状を頂いて急遽準備をする場合でも、手早く対応できるメリットもあります。
また、印刷技術の向上によってカラー印刷のコストが抑えられた機種が増えたため、印刷にかかる費用はとても安くなりました。
■自宅のプリンターで印刷する場合のデメリット
デザインを作るための年賀状ソフトや、印刷するためのプリンターが必要です。
プリンターの設定や年賀状のデザイン、実際に印刷する作業など、注文に比べて手間と時間がかかるので、余裕を持った準備をしなければいけません。
印刷業者に年賀状印刷の持ち込みはできる?知っておきたい注意点について
事前に購入したはがきがある場合、持ち込みで印刷してもらいたいと思うものです。しかし、印刷業者によっては持ち込みに対応していないことも少なくありません。また、はがきの種類によっては持ち込み不可なこともあります。
はがきを購入する前に、印刷業者への持ち込みについて注意点を確認しておきましょう。
年賀状印刷の持ち込みについて
印刷業者の中でも、年賀はがきの持ち込みは対応が異なります。そのため、まずは申し込みたい業者が持ち込みに対応しているかを確認しましょう。
また、持ち込み可であっても印刷方法と合わないはがきは持ち込めません。イラストなのか写真なのか、モノクロやカラーによっても容姿が異なるので注意が必要です。
■持ち込み可
無地のインクジェット紙などの一般的な年賀はがきは、比較的持ち込み可能な業者が多いはがきです。ディズニーやハローキティ年賀も持ち込み可能ですが、業者によって対応が異なるため、事前に確認したほうがよいでしょう。
■持ち込み不可
持ち込み可の印刷業者であっても、過去の年度の年賀はがきは持ち込めません。
注意点
はがきの持ち込み枚数と注文枚数は、同数で用意します。印刷が失敗した時の予備のはがきを追加するのは、トラブルの原因になるため避けたほうがよいでしょう。
また、必ずしも持ち込んだはがきへの印刷ではない点にも注意しましょう。持ち込んだはがきは順次印刷に使用されるため、お年玉の抽選番号が変わることもあります。
自宅で印刷するなら!ブラザーの年賀状作成アプリを使って年賀状を作成してみましょう!
自宅で年賀状を印刷する場合、年賀状ソフトが必要になります。そこでおすすめなのが、ブラザーの年賀状作成アプリです。簡単な6ステップですぐに年賀状デザインから印刷まで、手軽におこなえます。
*ブラザーが提供している年賀状作成アプリ「いつでもはがき・年賀状プリント」は、ブラザー製プリンター専用です。ブラザー製以外のプリンターでは利用できません。
年賀状をデザインする
ブラザーの年賀状アプリは、シンプルな操作でいつでもどこでも年賀状デザインができます。通勤中や家事の合間に思い付いたらその場で作業ができるので、忙しい年末でも時間を有効活用できます。
スマホに保存されている写真を使用できるため、毎回保存したメディアやフォルダを探す必要もありません。「はがきアルバム」機能でデザインを複数保存して、家族でどの年賀状にするか見比べて相談しやすいこともおすすめのポイントです。
スマホに登録されている宛先や、人気年賀状ソフトの住所録をスマホに取り込んで、簡単に宛名面の作成もできるので、アプリ1つで年賀状印刷の準備を完結できます。
プリンターで印刷する
プリンターの印刷設定は紙サイズを「はがき」に、印刷はフチなし設定、紙のタイプは写真用紙にします。
失敗しない印刷のコツは、最初に1枚試し刷りをすることです。大量に印刷する前に、はがき購入時に付属している試し刷り用紙などを利用して、位置のズレや設定の間違いがないか確認しましょう。また、印刷開始前にインク残量の確認をしておきましょう。
●「いつでも はがき・年賀状プリント」:https://online.brother.co.jp/ot/dl/nenga/apps/nenga/
※この記事の内容は、2020年12月現在のものです。
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