折り紙飛行機を飛ばす上で一番大切なことは、紙飛行機自体のバランスです。
折り図通りに作ったけど思ったように飛ばない時は、左右のつばさが正対称か、バランスが均一に取れているかを前後左右から確認してください。
※左右のつばさは、必ず「正対称」に折りましょう。
また真上から見て、進行方向に向けて垂直になる尾翼(びよく)が左右どちらかに傾いているとまっすぐ飛びません。
前後から紙飛行機を見て、尾翼が垂直になっていることを確認しましょう。
※尾翼が左右どちらかに傾いていないか確認しましょう。
よじれ、ゆがみがあると紙飛行機はうまく飛ばないので、その部分を調整します。
※前後左右から見て「よじれ」「ゆがみ」があれば直しましょう。
つばさは正面から見て、水平の方が良い型と、V字型(尾翼とあわせてY字型)が良い型があります。
※つばさを正面から見て、左右正対称に調整しましょう。
「飛べ!世界でひとつの紙ヒコーキ」の型は、全て水平型となりますが、ぜひV字型も試してみてください。
よさそうなら垂直尾翼を持って、まっすぐ滑らかに押し出すようにして飛ばしてみましょう。
上下左右に曲がらずに、滑るようにきれいに飛んだら調整は終了です。
※まっすぐ滑らかに押し出すように投げましょう。
ここで説明している調整の仕方は、まっすぐきれいに飛ばすための調整です。
より遠く、より長い時間飛ばすためには、紙飛行機の形、投げ方(投げる際に手から紙飛行機に加わる向きや力)に合わせて細かく調整する必要があります。
折る幅を調整してつばさの大きさ、角度、前後の重心位置を変えるなど、自分なりの工夫をしてみましょう。
気軽に作って自由に飛ばせることも紙飛行機の大きな魅力の一つです。
わざと左右のバランスを少しズラして、面白い飛び方を調整してみてもいかがでしょうか。