年賀状の投函時期をご存じですか?1年に1回しか出さないため、「いつから書き始めればいいんだっけ?」「いつまでならば元旦に届くの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「年賀状の投函」について、タイミングから投函方法まで詳しく紹介します。気配り小ネタもあるので、一緒にチェックしておきましょう。

年賀状の投函時期はいつからいつまで!?気になる投函方法と気配り小ネタまで一挙ご紹介!

【1】年賀状の投函時期って、いつから?

2017年の年賀状受付開始日は、「2016年12月15日(木)」からです。この「12月15日」というのは、曜日に関係なく毎年同じ日で定められています。もちろん、地域によって異なるというわけでもありません。毎年12月に差し掛かるころになったら、「そろそろ年賀状を書き始めて出さないと」と考えるようにしましょう。

2017年用の年賀はがきは、「2016年11月1日(火)~2017年1月6日(金)」に販売しています。事前にインターネットで予約することが可能であり、2016年では「8月31日(水)~10月31日(月)」が受付期間でした。
年賀状受付開始日と違い、年賀はがきの販売期間と事前予約期間は毎年変わります。10月末に発売開始して、翌年の第2金曜日まで販売している場合もあります。それに合わせて事前予約の期間も変わるため、注意が必要です。

「年賀はがきが売り切れて手に入らない」という事態になることは、めったにありません。しかし、人気のデザインは予約しないと手に入らないものもあります。12月に入って慌てて購入しなくてもいいように、事前に買っておきましょう。

【2】年賀状の投函期限って、いつまで?

2017年の元旦に届くようにするためには、「2016年12月25日(日)」までに投函しましょう。郵便局のホームページでも「12月25日までの差出しに、ご協力をお願いします」と書かれています。そのため、「12月15日~12月25日」に投函することで、年賀状を確実に元旦に届けることができます。

しかし、人によっては、この期間までに書き上げることが難しい人もいるでしょう。そこで郵便局では、12月28日までに投函された年賀状を「できるかぎり」元旦に届けてくれます。
この「できるかぎり」という点が、難しいところです。「届け先や年賀状の枚数、人員によっては、元旦に届けてもらえない」可能性があるためです。近隣の都道府県の場合は27日の午前中、同一県内では28日までに年賀状を出すようにしましょう。同一市内ならば、29日に出しても間に合うかもしれません。

また、ポストへの投函時間にも注意が必要です。街なかに設置されているポストには、回収時間がそれぞれ決まっています。最終回収時間よりも遅く投函した場合は、翌日の受付になってしまいます。最終回収時間が18時の所もあれば19時の所もあり、地域によって異なります。

最終回収時間は、ホームページや最寄りの集配郵便局でチェックしましょう。ポスト自体にも回収時間が記載されており、「ポストマッピング」というサイトでも確認できます。

ポストマッピング:http://postmap.org/map

【3】【専用ポスト】年賀状の投函方法は?はがきの向きや年賀状返信のコツ【輪ゴム】

年賀状では、街なかに設置されているポスト以外にも投函方法があります。それは、郵便局内にある「年賀状専用ポスト」を利用することです。年賀状だけが投函されるため、一般郵便物と一緒に仕分けされません。そのため普通のポストよりも元旦に届きやすくなるといった利点があります。

年賀状の投函時期はいつからいつまで!?気になる投函方法と気配り小ネタまで一挙ご紹介!

年賀状を普通のポストに投函する場合、輪ゴムで束ねれば一般郵便物と混ざる心配がありません。また、郵便配達員が回収しやすく、まとまっているため年賀はがきに傷がつきにくいとされています。
輪ゴムで束ねる際にもポイントがあります。はがきの向きをそろえ、余裕を持たせてまとめておきましょう。このささいな気配りをするだけで、郵便局員が仕分けをする際に余計な手間をかけさせません。

年賀状の返信は、元旦にきたものは2017年1月7日までに出しておきましょう。日本郵便では、毎年1月8日以降のはがきに消印が押されるようになります。また、お正月の飾りを出しておく期間である「松の内」は、関東の場合12月13日~1月7日です。これらの理由から、「1月7日までに送る」というのが年賀状を出す際のマナーとなっています。

しかし、関西の「松の内」は12月13日~1月15日です。年賀はがきの販売終了日も毎年異なります。「年賀状は、絶対に1月7日までに出しましょう」というわけではありませんが、お正月休みのうちに年賀状を返信するのが一般的とされています。

1月7日を過ぎてからはがきを出すのであれば、「寒中見舞い」と書くといいでしょう。寒中見舞いは、一般的な季節のあいさつとして用いられ、喪中の人へのあいさつにも使用できます。このとき、手紙によるやりとりになるため、年賀はがきで送らないように注意しましょう。

まとめ

年賀状の投函は、毎年同じ日に受付が開始となります。「12月15日~12月25日」に年賀状を出せば、日本国内であればどの地域でも確実に元旦に届けてくれます。

「年賀はがきのインターネット予約」は8月末からで、「年賀はがきの購入」は10月末頃から始まります。年賀はがきの購入に関しては、毎年日にちが異なります。何度も言いますが人気のデザインはすぐになくなってしまうため、早めに購入しておきましょう。

そのほか、投函するときには「郵便局員が配達しやすい気配り」も必要です。はがきの向きをそろえて輪ゴムで束ねるだけで、手間を省き年末ギリギリに出しても元旦に届けることができるようになります。
年賀状の返信に関しても、さまざまなマナーを紹介しました。返信はできるだけ1月7日までに投函して、1月8日以降は「寒中見舞い」として手紙を送るようにしましょう。