【スラスラ書ける!?】上司・取引先への年賀状の書き方を迷わないために徹底解説

一年の締めくくりのタイミングで書く年賀状。 お世話になった上司や取引先に送ろうとされている方も多いことでしょう。
しかし、何を書くべきなのか分からないし、相手に失礼にならないようにメッセージを書くにはどうすればよいのだろうかと悩むこともしばしば……。

そこで今回は、年賀状に何を書けばいいのか、どうするとマナー違反ではないのかを徹底解説!上司や取引先に対して礼を欠かず、年賀状を出すための方法を考えます。

年賀状の裏面は挨拶とお礼の気持ちを伝えよう

年賀状の裏面は挨拶とお礼の気持ちを伝えよう

多くの人が何を書けばいいのか悩むのは年賀はがきの裏面ではないでしょうか。
書く内容とコツを押さえれば負担感がグッと減らすことができます。

年賀状の裏面に書くことは次の3つになります。

1.新年の挨拶

2.旧年中お世話になったことへのお礼

3.今年のお付き合いやご指導のお願い

それぞれ、どのような言葉で伝えればいいのかみていきましょう。

新年の挨拶
上司や取引先に対する新年の挨拶は、4文字以上の賀詞(祝いの言葉)か文章形式のものを選びましょう。

4文字以上の賀詞
「謹賀新年」「恭賀新年」など

文章形式
「謹んで新年のご挨拶を申し上げます」「新春のお慶びを申し上げます」など

1文字や2文字の賀詞を目上の人に使うのは失礼にあたる可能性があるため、上司や取引先の方には選ばないように気をつけてください。

【昨年のお礼】具体的なエピソードを交えてみよう

【昨年のお礼】具体的なエピソードを交えてみよう

普段、上司や取引先の方に仕事面でのサポートや指導を受けることも大いにあると思います。年賀状で、旧年中にお世話になったことに対するお礼を伝えましょう。

文例

上司へのお礼
旧年中は○○プロジェクトにおいて大変なお力添えと心遣いをいただきありがとうございました

取引先へのお礼
旧年中はA社の新規メディア立ち上げにおいて格別のご厚情を賜りましたこと厚く御礼申し上げます

形式的にお礼を述べるのではなく、「どのような出来事に対して感謝の気持ちを抱いているのか」をはっきりと書きましょう。 普段、なかなか面と向かってお礼を言う機会がない方は年賀状を通じて自分の気持ちを伝えるチャンスです!

【今年のお付き合いのお願い】自分の心意気を伝えよう

年賀状は旧年中のお礼を伝えるとともに、今年も良好な関係を築きたいという気持ちをアピールする場でもあります。
自分がどのような姿勢で仕事に取り組むのか、上司や取引先にどのようなことを望むのか、ていねいな言葉で伝えましょう。

文例

上司へのお願い
本年も全力を尽くして仕事に邁進いたしますのでご教示を賜りますようお願い申し上げます

取引先へのお願い
貴社のご繁栄を心からお祈り申し上げますとともに本年もなお一層のお引き立てを賜りますようよろしくお願い申し上げます

今年のお付き合いをお願いする文章は、ポジティブな内容を書きましょう。読む相手が「今年もこの人と一緒に仕事がしたい」と自然に思える内容がベストです。

宛名と住所を正確に書いて元日に届けよう

宛名と住所を正確に書いて元日に届けよう

年賀状を確実に相手に届けるためには、郵便番号と住所、氏名を正確に書く必要があります。
郵便番号と住所は相手だけではなく、自分の住所も確実に書きましょう。住所の番地や建物名を省略して書くのは、遅延や誤配送などのトラブルを招く原因です。
自分の住所を書いておくと相手の住所が間違っていた場合にはがきが返送されるため、「送ったのに届いていなかった」といったミスを防ぐことができます。

年賀状は、相手に伝える内容を立派なものにするのはもちろんのこと、きちんと元日に届けることも重要。元日に届くのと2日以降に届くのでは、送られる側の心象も大きく変わるかもしれません。

日本郵便は例年、元日に届けたい年賀状は12月25日*ごろまでにポストへ投函するようによびかけています。
12月25日*ごろまでにポストに投函できるようなスケジュールで年賀状を書きましょう。

*注:最新の情報は郵便局のホームページ等でご確認ください。

相手に合った定型文を使いこなすのが時短のコツ!

相手に合った定型文を使いこなすのが時短のコツ!

時間をかけずに年賀状を書くコツは、新年の挨拶、昨年のお礼、今年のお付き合いのお願い、の定型文をうまく使いこなすこと。
定型文を基本にしつつ、自分の気持ちや相手への感謝を丁寧に盛り込んで、自分の気持ちを伝えてみましょう。新しい年、ビジネス上の人間関係を気持ちよくスタートさせてみませんか?